カウンセリングの効果とは
「カウンセリングって本当に効果があるの?」
こんな質問を受けることがあります。
答えは・・・
「効果があるカウンセリングと効果がないカウンセリングがある」
ということです。
日本では未だに「お話を聞くだけ」というスタイルのカウンセリングが多いのが実情です。
このようなスタイルのカウンセリングでは、悩みを聞いてもらい、スッキリするという効果はあるものの、時間ばかりかかり根本的な問題解決にはなかなか至らないことがあります。
また、認知行動療法など一つの技法だけでアプローチしようとするものもあります。
これも、一側面でのアプローチとなるため、効果が持続しないことも多いのです。
では、効果的なカウンセリングとはどのようなものでしょうか。
それは話をただ聞くだけではなく、原因は何なのか、どこが問題なのか、と焦点化ができることです。
例えば、「人とうまく付き合えない」というクライエントに対して、どのような場面でどのような人に対して、どのような行動を取り、どのような結果となり、どのように自分がそれを感じているのか、など詳細に聞き取りをしていきます。
それによって原因が特定でき、どこに問題があって何を改善すればよいのか、という手だてが出てきます。
その過程で、今までまったく意識していなかった様々な気づきが生まれることもあります。
そしてそれを解決するために、認知行動療法やゲシュタルト療法、分析的アプローチなど、様々な心理技法や療法を組み合わせてアプローチすることになります。
また、カウンセリングの効果を上げるためには、カウンセリングを受ける本人の「変わりたい」という気持ちが何よりも大切です。
カウンセリングは医師と患者との関係とは違い、共同作業です。カウンセラー任せではなく自分の問題と捉えて、協力的な態度で臨むと更に効果的です。
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