美容とメンタルヘルス

タレントのMEGUMIの美容本がベストセラーになっているそうです。

若い方に限らず、肌や髪や体形などに関心を持ったり、アンチエイジングを意識する女性は多いかと思います。

ところが、見落としがちなのが内面の心の健康(メンタルヘルス)です。いくら顔立ちやお肌が綺麗だとしてもいつもイライラしていたり憂うつな気持ちで過ごしていては表情も曇り、せっかくの美容も台無しです。

内面から若々しく美しくあるためにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

  • ストレスをコントロールする
  • 自分の感情や欲求を大切にする
  • 自分の人間関係を振り返る
  • 自分の生い立ちを振り返る
  • ストレスをコントロールする

    日々の生活の中で私たちは様々なことにストレスを感じています。

    ストレスは必ずしもいけないものではなく、適度なストレスはむしろ私たちの生活に張りを与えるものです。ところがあまりにも過度なストレスがかかりすぎると、心身に様々な影響を与えます。

    その一つがホルモンなどの内分泌系への影響です。ホルモンバランスが乱れ、生理不順や肌荒れなどを引き起こします。また、自律神経のバランスも乱れ、呼吸が浅くなったり、睡眠不足になったりします。

    ストレスをコントロールするためには、物事に対する受け取り方の癖を見直したり、リラクセーションの方法をマスターすることが効果的です。

    自分の感情や欲求を大切にする

    私たちは日々、様々な刺激を受けながらそれに対して感情や欲求を持っています。

    例えば、「お天気が良くて気持ちが良いから今日はゆっくり過ごしたい」「仕事で疲れたから早く帰りたい」などの気持ちです。

    ところが、社会生活に適応するためには、自分の感情や欲求に従った行動は抑圧せざるを得ないところがあります。「こう感じる、こうしたい」という感情や欲求よりも「こうすべきだ」という思考を優先せざるを得ないのです。

    現代人には誰にでも多かれ少なかれある傾向ですが、あまりにこの傾向が過剰になると「失感情」という状態になります。

    「失感情」というのは自分自身がどう感じるのか、どうしたいのかがわからない、という状態です。ひどくなるとまったくの無表情という状態になります。

    人の美醜を決めるのは、実は顔の造作ではなく表情である、という研究結果があります。

    生き生きとした表情には、自分自身の感情や欲求をきちんと捕まえて、適切な形で表現することが重要なのです。

    自分の人間関係を振り返る

    周りの顔色を窺っていつもおどおどした態度を取ってしまう人、自分の思い通りに周りが動かないことに腹を立ていつもイライラした態度を取ってしまう人など、人とのコミュニケーションに問題を抱えている人がいます。

    人は誰しも何らかの人間関係のパターンを持っています。いつも同じようなパターンを繰り返し、不快な感情を抱えているという場合は、そのパターンを見直すことが大切です。人間関係は自分自身を映し出す鏡です。自分も相手も尊重できる、そのような自立した態度が内面の美しさには欠かせません。

    自分の生い立ちを振り返る

    また、そのような人間関係のパターンは、往々にして家庭環境の中で幼少期に身に着けた対人パターンのひな型の再現だと言われます。

    カウンセリングの療法の一つに「脚本分析」というものがあります。私たちは、親が作った人生脚本を知らず知らずのうちに演じており、大人になった今、そこに無理が生じているということがあります。「心の煙突掃除」と言われますが、親からどのような影響を受けてきたのか、自分の生い立ちをふり返り、今の自分に必要なものと不必要なものを選別することが大切です。そして、自分自身の人生脚本を自分の手で作り直していくことが重要なのです。


    カウンセリングを学ぶとストレスの緩和法や人間関係の改善法が身に付き、メンタルヘルスの向上に役立ちます。

    そして、内面からの真の美しさを目指すことができるのです。

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カテゴリ:コラム