心理カウンセラーの仕事とは?
「心理カウンセリング」という言葉はよく聞くようになったけど、一体どんな仕事をしているの?
こんな質問を受けることがあります。
カウンセリングは医療と違って病気の方を対象としているのではなく、親子関係の悩み、友人関係の悩み、夫婦関係の悩み、子育ての悩み、介護の悩み、仕事の悩み、身体の変化やライフステージの変化に伴う悩みなど、生きていれば誰でもが抱える人生上のつまずきを対象にしています。
よって、対象範囲が非常に幅広いことが特徴です。
また、もともとが病気でないので、カウンセリングのゴールは「治ること」ではありません。では何かというと、「適応すること」にとどまるだけではなく、今よりもっとより良く生きられるための「自己成長」や「自己実現」なのです。つまり、一つの答えがあるわけでも、何かの公式にあてはめれば解決するわけでもなく、その方ひとりひとり、ゴールが違うのです。
では、具体的にはどのように行うのでしょうか。
まず、現在の状況を聞きながら、どのような姿がその方にとって「よりよく生きる」姿になるのか、初めにクライアントと目標設定を行います。そして、クライエントの話しをひとつずつ整理しながら、なぜ今望む姿になれないのか原因を解明していきます。
原因がわかったならば、様々な技法や療法を使いながら、今までのパターンに変化を起こし、クライエントが自分なりの答えを導き出してくことを援助していくのです。
※参考:問題解決志向型カウンセリングとは?
このようなアプローチの中で、クライエントは「こうあらねばならない」と自分を縛っていたものから開放されたり、自分の本音に気づき、それを生かしていく方法を身に着けていきます。
その結果、カウンセリングが終了すると、「ここへ来て良かった。楽に生きられるようになった。」と明るい表情で言われる方が多いのです。
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